NEXTボス予想結果発表!!

2月27日に亡くなったボスザル「ネッシン」の後継はいまだ決まっておらず

皆様には次のボス猿になるであろう3頭のお猿たちの中から投票をしていただきました。

どのような結果になったのか早速見ていきましょう!

 

 

第3位 トロロ君 417票

序列は高いお猿ですが最近怠けていることが原因か、投票では惜しくも3位でした。

 

第2位 テントさん 574票

トロロ君のお母さんで元ナンバー2のお猿ですが時々助けに行くことと雌猿でのボス候補という珍しさのおかげで第2位にランクインしました。

 

 

そして栄えある第1位は…

第1位 ハク君 600票

序列は低いですが子猿にやさしいところが認められて第1位となりました。

 

総票数1,591票と多くの方にご参加いただきありがとうございます。

まだボスザルは誰になるかわからない状態が続いていますが、ボス猿が決まり次第各種SNSやブログにて発表していきたいと思いますので皆様

 

byリョウ

植物界のパンダ、ハンカチノキ

ハンカチノキ(ハンカチの木)というなんともストレートな名前の木をご存知でしょうか?

中国の雲南・四川省周辺の標高1,500m〜2,200mに分布し、このハンカチノキだけで1属1種を構成する大変珍しい木です。

ハンカチノキとジャイアントパンダの発見者が同じ人物であることや珍しさも相まって「植物界のパンダ」と呼ばれることもあります。

また、出土した化石から5800万年前(恐竜の絶滅後、恐鳥類が登場した頃)には存在していたとされ「生きた化石」ともされています。ちなみに生きた化石仲間のメタセコイヤと共に、日本でも化石が出ているようです。

 

名前の由来になっている白いひらひらとしたものは苞(ほう)と呼ばれる葉が変形したもので、苞に守られている球体部分が花になります。苞の開き始めの色は白くなく、1週間ほどかけて白く大きくなっていきます。

 

実はそんなハンカチノキが野草園入口に植栽してあります。

なぜ「高尾山の野草が楽しめる」野草園に植わっているのかというと、長年アドバイザーを務めてくださっていた菱山忠三郎先生より苗を寄贈していただいたため、とのことです。

 

いただいてからざっと10年ほどとなるらしく、植栽当初を知る方々は「まだ咲かないのか…まだ咲かないのか…」と気を揉んでいましたが、今年になって突然開花したのでスタッフ一同はちょっとしたお祭り騒ぎとなりました。

現在は始めに開花した花が見ごろを迎えており、次々と後続の花が出てきているので5月半ばまでは見ごろが続くのではないかと思われます。

花粉を目当てにしたハエなどに受粉をしてもらう虫媒花であり独特の香りを放つそうなのですが、本稿執筆時点ではまだわかるほど香っていません。

一度咲いたからといって翌年も咲くとは限らないらしいので、もし興味を持っていただけたようであれば是非おいでください。

2025年GWイベント情報

 

今年のGWも高尾山さる園・野草園で楽しもう!

イベント情報をお知らせします。

①ネッシン展-今までありがとう-

4月26日~5月31日頃

飼育係が厳選した18枚の写真を展示しています。

ネッシンの未公開写真も多数あります。

ぜひネッシンを思い出しながらご覧ください。

(場所:さる観覧舎1階)

 

②NEXTボス予想

4月26日~5月11日

2月27日に亡くなったボスザル「ネッシン」の

後継は未だ決まりません。次のボスに相応しいであろう3頭の中から

次のボスを予想し投票お願いいたします!

(場所:さる観覧舎1階)

 

③ハズレなし!さるくじ 1回1,000円

GW中の土日祝日

1,000円でかわいいおさるさんのぬいぐるみが必ず当たります。

特等(約50cm)も4等のおさるさんも、

どれが当たってもかわいいぬいぐるみです!

(場所:さる園・野草園受付前)

 

④『もみじまる』撮影会

5月3日・4日・5日・6日 9:30頃

高尾山さる園・野草園公式キャラクター『もみじまる』が遊びに来ます!

一緒に写真撮影して楽しい時間を過ごしましょう。

 

⑤ネッシン献花台

5月6日まで

2月28日から設置していた献花台は5月6日で終了いたします。

多くの方に献花や果物・野菜などをお持ちいただき、心より感謝いたします。

献花台は終了しますが、お持ちただいた献花等は係員が受け取りますので

お声がけ下さい。

 

⑥YouTube LIVE

5月3日 17時予定

お家でも高尾山さる園・野草園を楽しもう!

コメントやチャンネル登録もお待ちしています。

(111) 高尾山さる園・野草園【公式】 – YouTube

 

みなさまのご来園を心よりお待ちしております。

byアミ

 

・イベントポスターPDFデータ

25GWイベントポスター

高尾山のブナとアースデイ

本日4月22日は、環境問題を考える「アースデイ(地球の日)」です。

そこで今回は当園内で行っているブナの保全活動をご紹介したいと思います。

ブナ、と聞くと世界自然遺産に指定される白神山地を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。白い樹皮とそれを覆う地衣類のコントラストが美しく「森の女王」とも呼ばれ、冷涼で湿潤な気候を好みます。関東地方では基本的に標高1,000m以上の山地に分布しているのですが、高尾山では例外的に高尾山駅のある海抜472mからその姿を見ることができます。

現在高尾山で見ることのできる木々は江戸時代半ば(1700年~1800年ごろ)に起きた小氷河期に南下してきたものの生き残りではないかと言われており、1966年に執筆された「高尾山天然林の生態ならびにフロラの研究」という文献で「ブナの稚樹が生ずることは極めて少ない」とあり、「今あるブナが寿命で枯れた後を推測することは難しいが、イヌブナやモミなどに継承されるのではないか」とまで書かれているほど貴重な存在です。

それなりの大きさになれば日差しにも耐えられるようですが、小さいうちは簡単に枯れてしまうので昨今の地球温暖化や人間の活動による土壌の乾燥化等々によって猶更後継が育たないようです。

そんなブナの稚樹を昨春、園内整備中に発見して保護・育成していたのですが夏も冬も越えて無事に展葉したのでせっかくだからアースデイに便乗して発表してしまおう!というのがこの記事になります。

昨春に保護した時の姿

 

1年越しの今の姿

 葉の数も増え、一回り大きくなったのがわかるでしょうか?まだまだ小さな稚樹ですが、豊かな自然を未来に残せるよう大切に育てていこうと思います。

by タツヤ

「高尾山さる園・野草園だより」が発行されます。

今年度から「高尾山さる園・野草園だより」ができました。季節ごとに1回、年4回発行予定です。さる舎にて配布しています。

今号は、2024年生まれの仔ザルたちの成長や、2月に亡くなったボスザルのネッシンについての紹介などが載っています。

 

今後、高尾山さる園・野草園のニュースやイベント情報、おさるさん紹介などを記載していきます。

 

ぜひ、お手に取ってご覧ください。

by ミサキ